知的財産ニュース アップルの主張、5件の3件のみ認定

2014年5月3日
出所: デジタルタイムズ

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第2回目の「サムスン対アップル」の特許訴訟は、サムスンが完敗した第1回目の訴訟とは反対に、両社ともに一部勝訴する陪審員の評決が出た。

特に、サムスン電子は、今回の訴訟でアップルの製品がサムスン特許を侵害したという評決を得るなど、想定外の成果を挙げた。

昨年の完敗から考えて、アップルの本拠地においてサムスンが善戦をしたという評価も出ている。

2日の米国カリフォルニア北部連邦地方裁判所の陪審員は、アップルが侵害を主張した5件のうち、2件の侵害を認める内容の評決をした。これに先立ち、裁判所が1件の特許侵害を認め、計3件の侵害判決が行われた。

647特許(データターピング)の場合、訴訟対象になったサムスンの全ての製品において侵害がなされたという評決を出した。しかし、米国高等裁判所は、アップルが主張する647特許の範囲より小範囲に適用すべきだという判決を下した。

721特許(ロックの解除)は、サムスンの一部製品のみ侵害していると評決した。アップルは、最初からサムスンの全ての製品を対象に特許侵害を主張したのではない。該当特許の場合、迂回技術を適用した製品が既に出ているためだ。

一方、959特許(統合検索)、414特許(データの同期化特許)は侵害していないと評決した。

172特許(自動完成)は、すでにコー・ルーシー裁判官により侵害判断が出された状態で裁判が進められたため、陪審員は損害賠償額だけを算定した。

陪審員が提示したサムスンがアップルに支払うべき賠償額は、1億1962万ドルで、アップルが当初主張していた20億ドルの20分の1にすぎない。

とくに、サムスンが侵害を主張した2件の特許の1つの場合、アップルの侵害が認められるという評決も得た。

陪審員は、サムスンの239特許(遠隔映像転送の特許)については、非侵害の判断を下したが、449特許(デジタルイメージ及び音声記録転送の特許)については侵害判断を下して反訴請求を一部認容した。

今回の訴訟の結果は、裏ではグーグルを狙ったアップルの攻撃の失敗であるという分析が提起されている。アップルが侵害を主張した特許は全てグーグルのアンドロイドが提供する基本的な機能だからだ。

IT専門メディアのリコードは、「サムスンとアップルではなく、勝者はグーグル」だと評価した。

今後、評決不服心理を経て裁判所が最終判決を下す。

2012年第1回目の特許訴訟の当時、陪審員の評決に一部問題が確認され、新たな裁判を開いたが、大きな異変がない限り、陪審員の評決の大半が最終判決に反映されるとみられている。

キム・ユジョン記者

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