知的財産ニュース 産業部、医薬バイオの特許事業化を支援

2014年2月27日
出所: デジタルタイムズ

4549

特許技術を確保しておいも事業化に苦労する医薬バイオ分野に対し支援が行われる。

産業通商資源部と韓国産業技術評価管理院(KEIT)は、「2014年度の産業革新技術の開発事業の新規支援」課題に医薬バイオ特許基盤事業を盛込ませ、大学や研究所、病院、ベンチャー企業などが保有している特許を中小・中堅企業とリンクし事業化できるように支援すると26日に発表した。

バイオ分野の特許を有する機関が中小・中堅企業とコンソーシアムを構成し支援すれば、課題1件当たり4年間30億ウォン規模の政府資金を投じて事業化を支援する。

バイオ分野の特許出願は、量的な増加にもかかわらず、特許の移転率がほかの分野より低くなっていた。特許庁の資料によると、2007~2011年のバイオ分野の政府R&D特許成果は18.6%と、IT(情報技術)分野に続いたが、特許の移転率は5%にとどまり、CT(文化技術)、IT、ET(環境技術)などに比べ低い水準となっている。

韓国産業技術評価管理院のチェ・スジンバイオPDは、「バイオ産業分野は、技術特許の増加にもかかわらず、長期間の投資などによるハイリスク投資として認識され、事業化が難しくなっていた。今回も試行事業を通じて、お蔵入りにされていたバイオ分野の優秀な特許の事業化の研究開発支援だけでなく、需要者である企業とリンクする環境構築もともに推進する計画」だと説明した。

KEITは、ホームページ(www.keit.re.kr)に計画を公告し申請を受付、5月に最終事業者を選定する方針だ。

ナム・ドヨン記者

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195