知的財産ニュース サムスン、昨年アンドロイドOS特許料で1兆ウォン

2014年10月5日
出所: デジタルタイムズ

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サムスン電子がマイクロソフト(MS)に支払ったアンドロイドOSに関する特許料が約1兆ウォンに上ることが明らかになった。サムスン電子がMSにスマートフォン関連の特許料として数十億ドルを支払っていると知られていたが、具体的な金額が公開されたのは初めて。

5日、WSJによると、現地時間の3日、ニューヨーク・マンハッタン連邦地方裁判所で開かれたサムスン電子とMSの特許料に関する訴訟の公判において、昨年サムスン電子がアンドロイドOSの特許料としてMSに約10億ドル(約1兆609億ウォン)を支払ったことが分かった。

MSは、スマートフォン分野においてのシェアが3%前後に過ぎないが、アンドロイドOSをはじめ、スマートフォン関連の主な特許を保有している。

サムスン電子は、2011年にMSと契約を締結し、アンドロイドのスマートフォンに関する特許料を支払ってきた。

サムスン電子は、昨年MSがノキアを買収したことについて、既存契約の違反事項に当たるとして特許料を支払わなかった。そのため、MSは8月、サムスン電子を相手取って特許料未払いを理由に訴訟を提起した。その後、MSはサムスン電子が滞納した特許料は支払ったものの、滞納による利子690万ドル(約73億2,000万ウォン)は支払っていないと主張している。

2011年にサムスン電子とMSが結んだ契約は、OS特許の使用に関する特許料支払い、ウィンドウズフォーン、ウィンドウズ・タブレットの活性化に向けた協力などの内容が盛り込まれている。

イ・ヒョングン記者

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