知的財産ニュース アイデアの具体化は知的財産情報検索から

2013年5月16日
出所: 韓国特許庁

4184

KIPRIS、アイデアの具体化のための第一歩

韓国特許庁は、創造経済時代にアイデアを具体化するために利用される無料の知的財産情報検索サービス(KIPRIS、www.kipris.ro.kr)の検索累積件数が5月19日発明の日を前に2億件を突破したと発表した。

KIPRISの累積検索件数は、2000年から2012年まで約1億8200万件となり、2013年には、1日平均約12万件を上回った。月平均約340万件以上が検索され、2億件を突破した。KIPRISを利用した知的財産情報の検索は、アイデアの重複が確認でき、それを通じて強い特許が獲得され、権利獲得までの時間を短縮、コストの削減などに貢献している。

これまで、KIPRISは、無料の知的財産情報検索サービスとしての使命感を持ち、持続的にユーザー配慮型サービスを提供してきた。代表的なサービスとしては、299の機関と企業が利用している「訪れる特許検索サービス」、ユーザーが関心のある特許情報を知らせる「お気に入り特許サービス」がある。その他にも、初心者・専門家の水準に合わせた検索サービス、海外特許情報のアプローチを容易にするための日韓・英韓・韓英機械翻訳サービスも提供している。

また、KIPRISは、最近、韓国情報化振興院からウェブアプローチに関する品質マークを取得し、障害者や高齢者もウェブサイト全ての情報を利用できる環境を提供しているほか、優秀な個人情報保護サイトにも選ばれた。

また、KIPRISは、2013年安全行政部が支援する「国民が共感できるコンテンツ制作課題の公募」に選定され、アニメーションの広報コンテンツを制作する予定であり、韓国政府ポータル(www.korea.go.kr)と韓国特許庁ホームページ、ユーチューブ、SNS、発明関連教育との連携を通じてKIPRISの認知度をさらに高めていく計画だ。

韓国特許庁情報企画局のビョン・フンソク局長は、「創造経済時代に向け、KIPRISがアイデアの具体化と強い特許の獲得、創業と企業育成にまで貢献できるよう、サービスを拡大していく計画だ」と説明した。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195