知的財産ニュース サムスン対アップル、第2次訴訟の対象製品拡大しない

2013年1月17日
出所: 電子新聞

3998

サムスン電子とアップルは、米国で行われる第2次の特許訴訟対象を拡大しないことで合意した。

特許専門ブログ「FOSS Patents」の16日の記事によると、サムスン電子とアップルは、カリフォルニア州のサンノゼ連邦地方裁判所に対し、これまで特許侵害を主張して問題にしてきたスマートフォンとスマートパッド以外の製品は訴訟の対象にしないという文書を提出した。

両社は、第1次訴訟の時にも特許の範囲を縮小するなど、手続きを簡素化した例があり、今回も手続きの簡素化が目的だとみられる。

今年から本格スタートする第2次の訴訟でサムスン電子はアイフォン5を、アップルはギャラクシーS3、ギャラクシーNOTE10.1などがそれぞれ特許を侵害したと主張した。

アジュヤンホン特許法人のイ・チャンフン米国弁護士は、「両社ともに特許侵害を主張し、第2次訴訟に乗り出した状況であるため、対象機種の数だけを増やすことは大した意味がない。今回の合意は、手続きの簡素化だとみられる」と説明した。

イ弁護士は、「第2次訴訟の対象機種は拡大しなくてもそれを両社が合意段階に入り始めたとは見なし難い。」と補足の説明をした。

キム・インスン記者

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195