知的財産ニュース 「著作権の三振アウト制」廃止の法案推進

2013年1月24日
出所: デジタルタイムズ

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著作権の侵害で3回以上の警告を受けた利用者と掲示板は、最長6ヵ月間の間、アカウントと運営が停止される、いわば「著作権三振アウト制」を廃止する法案が推進される。

国会の文化体育観光放送通信委員会所属のチェ・ジェチョン議員(民衆統合党)は24日に、著作権三振アウト制とインターネットフィルタリング規制をなくす著作権法改正案を代表で発議した。

著作権三振アウト制は、著作権の侵害で3回以上の警告を受けた利用者と掲示板に対し、文化体育観光部長官が著作権委員会の審議を経て、最長6ヵ月間アカウントおよび掲示板の運営を提示する制度だ。また、インターネットフィルタリングは、特殊オンラインサービス提供者(OSP)が、著作権者の要請により著作物が流通されないようにフィルタリングする制度だ。

チェ議員は「裁判所でない行政部の命令により、インターネットアクセス権を制限する制度を施行している国は韓国だけだ」とし、この制度により国際情報人権団体は、韓国を代表的なインターネット検閲国として指名した」と主張した。

ハン・ミンオク記者

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