知的財産ニュース 日立化成、HNSハイテックを相手に特許訴訟

2013年2月28日
出所: 電子新聞

4072

日本の化学メーカー日立化成が韓国のディスプレイ素材メーカー HNSハイテックを相手に特許侵害訴訟を提起した。

日立化成は、 HNSハイテックのタッチパネル向け 異方導電フィルム (ACF)が自社の韓国特許を侵害したと判断し、最近ソウル中央地方裁判所に訴状を送り込んだと28日に発表した。

異方導電フィルムは、液晶ディスプレイやタッチパネルの回路の接続に用いられるもので、一方には電気が流れても、他の方向は絶縁状態にする異方性があり、多数の微細回路に一括で接続ができるため、様々な電子部品に幅広く用いられていた。

日立化成は、1984年に世界で始めて異方導電フィルム「ANISOLM」を開発、販売しており、現在世界市場でシェア1位を占めている。

イ・ホンソク記者

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195