知的財産ニュース 2013年第2四半期における知的財産権の動向

2013年8月2日
出所: 韓国特許庁

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  • 本動向資料は2013年7月2日まで受け付けられた資料(出願日ベース、暫定値)に基づいて集計された2013年第2四半期における知的財産権の統計である。
    ※取消し、放棄などの事由により、受理時点の統計と異なる場合がある。
    ※累計基準の統計も同時に集計
  • 商標出願は、新規出願件のみ集計
  • 増減率は、前年同期比

2013. 7.
韓国特許庁
Korean Intellectual Property Office

2013年第2四半期における知的財産権の動向
知的財産権の出願件数は、前年同期比、10.3%増加

出願動向

2013年第2四半期における知的財産権の出願件数は、108、882件と前年同期比では10.3%増加
権利別には、特許、デザイン、商標それぞれ7.9%、3.9%、18.5%増加、実用新案は4.7%減少
※実用新案の場合、先登録制度や二重出願制度の廃止などにより、減少傾向

内・外国人別には、内国人12.1%、外国人0.6%がそれぞれ増加
特許の場合、内国人が10.1%、外国人1.0%それぞれ増加
地域別では済州と大邱が55.5%と44.6%になり、最も高い増加率
国家別には、スウェーデンが74.8%、ベルギーが15.2%増加した。主要国では、米国(6.4%)と中国(9.5%)が増加したが、日本(▽8.2%)は減少した。

出願人別では、大手企業と中小企業がそれぞれ13.9%、14.3%増加し、公企業と国(政府)がそれぞれ1.5%、4.8%減少した。
第2四半期において著しい出願増加率を示した出願人は、特許・実用新案の場合、サムスンディスプレイが、商標では、株式会社イーランドディテール、デザインはヨンリム林業となった。

登録動向

2013年第2四半期における知的財産権の登録件数は68,303件と、前年同期比11.6%が増加
権利別では、特許が4.8%、商標は31.3%増加した一方、実用新案とデザインはそれぞれ6.0%、0.5%減少した。

内・外国人別では、内国人12.1%、外国人9.5%増加
地域別では、慶北と済州がそれぞれ44.3%、28.7%で最も高い増加率を示した。
国家別では、中国56.1%、スイスが49.0%増加し、主要国では、米国(6.1%)、ドイツ(12.0%)は増加したが、日本(3.7%)は減少した。

権利者別では、大手企業が11.0%、中小企業は12.2%増加したが、公企業と学校法人がそれぞれ51.7%、81.2%という著しい減少傾向を示した。

第2四半期に著しい登録増加率を示した主要権利者は、特許・実用新案は「株式会社ポスコ」、商標では「株式会社オリオン」、デザインは「コーロンインダストリ株式会社」となった。

審査および審判の動向

審査請求件数は、40,942件となり、前年同期比1.7%増加
特許審査の請求件数は38,528件と、前年同期比2.4%増加、実用新案の場合は2,414件で8.0%減少
PCT国際調査申請件数は、6,863件と、前年同期比19.3%増加し、国際調査処理件数は、7,264件で前年同期比0.5%減少

審判請求の件数は3,446件と前年同期比16.7%減少し、審判処理件数も3,575件で前年同期比11.8%減少
権利別の審判請求件数では、特許・実用新案が2,267件(特許2,179件、実用新案88件)、デザイン126件と、前年同期比それぞれ24.2%、11.9%減少した一方、商標は1,053件で5.3%の増加となった。

参考資料:2013年第2四半期における知的財産権の動向PDFファイル

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