知的財産ニュース 高齢化社会を迎えて、健康機能食品の商標が増加

2013年10月24日
出所: 韓国特許庁

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韓国特許庁によると、最近5年間、健康機能食品に関する商標の登録が2008年以降から堅調に増え、2011年22%、2012年には65%と大幅増加した。

商標として登録された健康機能食品をタイプ別に分析すると、野菜や果実を加工したのが14,304件(全体の46%)と最も多く、その次に魚介類の加工食品(11%)、酵母加工食品(9%)、穀物加工食品(8%)の順に調査された。

健康機能食品に利用される原料としては、野菜や果実加工食品には、健康食品に良く用いられる紅蔘、高麗人参が最も多く、魚介類加工食品は、蟹の殻、うなぎ、牡蠣、酵母加工食品は、麹、味噌だま麹、穀物加工食品は、豆類(豆)、玄米、油脂加工食品は、魚油、種子油などがよく利用されている。

また、「タイム誌」が紹介した10大長寿食品を原料とした健康機能食品の商標登録も増加基調にあり、その中では緑茶を加工した健康食品が全体の40%と最も多く、その次にニンニク(19%)、ナッツ類(19%)、トマト(10%)の順と調査された。

商標審査1課のペク・フムドック課長は、「人間が病気にかからず、長生きしたいという攝生に関心を持てば持つほど、健康にいい様々な健康機能食品の開発及び関連市場の拡大が予想され、健康機能食品に関する商標の登録も増加するだろう」という見通しを示した。

図:主な健康食品の商標登録推移

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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