知的財産ニュース サムスンが2012年米国特許2位、1位は20年連続のIBM

2013年1月11日
出所: 電子新聞

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IBMが20年連続、米国内の最多特許企業となった。

10日、ブルームバーグは、特許分析企業であるIFIパテントサービス研究報告書を引用し、昨年IBMが獲得した特許が前年対比5%増加した6478件と報道した。

その後に続き、サムスン電子が前年対比4%増しの5081件で2位、日本のキャノンが前年対比12%増しの3174件で3位となった。また、4位のソニーは、2011年対比33%増しの特許を獲得した。IFI は、米国特許のトップ10企業のうち、米国の企業は3社で、残りは全てアジアの企業であると明らかにした。

しかし、IBMが特許を獲得した技術のうちの30%は、米国でない他の地域の開発者から出願され、ドイツ、日本、カナダ、イギリス、イスラエルなどの海外IBMリサーチセンターの研究開発活動が活発であったと発表した。2010年度のIBM海外リサーチセンターの特許技術は22%であった。Manny Schecter IBM最高特許委員は「彼らの活発な研究開発のお陰で、ブラジル、ケニアなどの海外研究所が増設された」と述べた。

また、ブルーバーグは、IBMの特許ライセンス売上高が通年10億ドル規模であるとし、このような知的財産権は、新たなビジネスへの進入時に脅威となる要素が低くなると伝えた。

一方、クァルカムはIFI トップ10には入っていないが、昨年度の特許ライセンス売上高は63億3000万ドルであった。

グーグルの場合は、初めて特許獲得トップ50に進入し、アップルより15件も多い特許を確保し、アップルより一段上の21位を占めた。アップルは39位から22位に上昇した。

IFIの米国特許トップ50に入った韓国企業は、サムスン電子(2位)、LG電子(10位)、SKハイニックス(43位)、韓国電子通信研究院(ETRI)(47 位)、LGディスプレー(50位)など5社が含まれている。

国別には、日本企業が最も多く、トップ50の日本企業は19社、米国企業は17社、その次が韓国企業の5社であった。この他、ドイツ企業が2社、台湾企業2社が含まれており、オランダ、中国、カナダ、スウェーデン企業が各々1社であった。

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