知的財産ニュース ETRIの高画質3Dテレビ放送標準、米国で国際標準に

2013年2月5日
出所: 電子新聞

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韓国電子通信研究院(ETRI)は、米国デジタル放送標準委員会であるATSCが韓国の「高画質3Dテレビ放送標準」を国際標準として採択したと5日発表した。

韓国の研究チームが開発した放送の送受信技術が米国で国際標準として採択されたのは今回が初めてだ。

技術開発には、放送通信委員会の支援の下、サムスン電子やLG電子などの大手企業を始め、KBS、MBC、SBS、EBSの地上波4社、韓国電波振興協会、クァンウン大学、驚喜大学などが参加した。

子の標準技術は、3Dテレビを放送する時、ビデオやオーディオなどの各種データを送受信できる技術だ。一般的なテレビでもHDレベルの映像が見られるよう、3Dと2D映像を全て従来の正規チャンネルの周波数(6MHZ)に圧縮した「デュアルストリーム(二重映像フレーム)」技術を適用した。

ETRIは、この技術で4件のコア標準特許を獲得している。

3Dテレビの市場は、韓国メーカーが首位争いをしており、全体の市場規模は2011年274億ドルから2016年には608億ドルに成長する見込みだ。

パク・ヒボム記者

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