知的財産ニュース 2013年第1四半期における知的財産動向

2013年4月29日
出所: 韓国特許庁

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  • 本動向資料は、2013年4月2日まで受け付けられた資料(出願日ベース、暫定値)に基づいて集計された2013年第1四半期における知的財産権の統計である。
    ※取消し、放棄などの事由により、受理時点の統計と異なる場合がある。
    ※累計基準の統計も同時に集計
  • 商標出願は、新規出願件のみ集計
  • 増減率は、前年同期比

2013.4
韓国特許庁
Korean Intellectual Property Office

2013年第1四半期における知的財産動向
知的財産権の出願件数は前年同期比1.4%増加

出願動向

2013年第1四半期における知的財産権の出願件数は、96,232件と、前年同期比1.4%増加した。
権利別では、特許が3.6%、デザイン7.0%増加し、商標は2.8%減少した。
※実用新案の場合、先登録制度、二重出願制度の廃止などにより減少傾向にある(-9.7%)。

国籍別では、韓国人は2.0%増加、外国人は1.8%減少した。
特許の場合、韓国人は5.3%増加、外国人は1.3%減少した。

地域別では、全羅北道が32.8%、江原道が7.3%と最も高い増加率となった。
国別では、フィンランドが111.3%、台湾が27.7%増加したが、主要国である米国(-2.1%)と日本(-7.8%)は小幅減少した。

出願人属性別では、大手企業と中小企業がそれぞれ2.4%、3.1%増加し、公企業と学校法人がそれぞれ23.6%、23.1%増加した。
第1四半期で突出して高い出願増加率を示したのは、特許・実用新案の場合はLGディスプレイ、商標はヘテ製菓、デザインはLG電子である。

登録動向

2013年第1四半期における知的財産権の登録件数は、67,743件と、前年同期比7.1%増加した。
権利別では、特許が7.6%、商標3.9%、デザインは14.1%増加したが、実用新案は2.7%減少した。

国籍別では、韓国人は9.3%増加したが、外国人は0.7%減少した。
地域別では、大田と光州がそれぞれ27.2%、26.7%と最も高い増加率となった。

国別では、シンガポールが25.5%、スイスが17.8%増加した。

権利者属性別では、大手企業が10.9%、中小企業8.8%増加し、公的機関は37.4%、研究機関は18.3%とその増加率が高くなった。
第1四半期に特に高い増加率を示した主な権利者は、特許・実用新案は現代自動車、商標ではKGCライフエンジン、デザインはコーロンインダストリーである。

審査・審判の動向

審査請求件数は、37,073件と前年同期比1.7%減少した。
特許審査請求件数は、34,955件と、前年同期比0.9%減少、実用新案の場合は2,118件で12.8%減少した。
PCT国際調査申請件数は、6,900件と、前年同期比3.8%増加し、PCT国際調査処理件数は、12,794件と62.8%増加した。

審判請求件数は、3,282件で前年同期比20.5%減少し、審判処理件数は、3,742件で12.1%減少した。
権利別の審判請求件数では、特許・実用新案が2,241件、商標は939件とそれぞれ21.0%、15.6%減少し、デザインは102件で42.4%の大幅な減少となった。

参考資料:2013年第1四半期における知的財産動向PDFファイル

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