知的財産ニュース サムスン、アップルを相手に自国で控訴

2013年12月27日
出所: デジタルタイムズ

4469

サムスン電子がアップルを相手に提起した自国における訴訟で、原審敗訴判定に不服し控訴した。

27日のソウル中央地方裁判所によると、26日、サムスン電子は、法律代理人である「法務法人広場」を通じて、アップルの特許侵害差し止め請求訴訟と関連し控訴状を提出した。

同月12日、ソウル中央地裁は、サムスン電子がアップルを相手に提起した商用特許の侵害訴訟を棄却した。

2012年3月、サムスン電子が提起したこの訴訟は、アップルがサムスン電子の送・受信短文メッセージのグループ化設定方式(700特許)、文字メッセージの作成中に画面を分割して検索タイプを選択する画面の表示方法(808特許)、状況変化情報を示すアラーム機能の立上げ方式(646特許)などの3件の侵害内容が中心となっている。

さらに、サムスン電子は、1億ウォンの損害賠償とともに、アイフォン4S、アイフォン5、アイパッド2、ニューアイパッド、アイパッドミニ、アイパッドレティナなどの販売差止めを裁判所に要請したが、裁判所は、該当特許に進歩性が欠けているとして棄却した。

キム・ユジョン記者

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195