知的財産ニュース サムスンのオープンソース管理に抜け穴

2013年8月26日
出所: 電子新聞

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サムスン電子のオープンソース管理システムに抜け穴があることが明らかになった。サムスン電子は、最近、オープンソースの著作権違反が分かり、ソースコードを公開するなどの対策をとっている。しかし、公開されたソースコードにマイクロソフトの特許技術も含まれていて、今後の特許紛争のイシューに拡大される可能性が指摘されている。

25日の業界によると、サムスン電子は16日、「サムスンオープンソースリリースセンター」において「ギャラクシーTab」などのスマート危機に適用されているファイルシステム「exFat」ソースを公開した。

事件は、オープンソースソフトウェア分野で有名なネットサイト「GitHut」において、欧州に居住するある女子大生が「サムスン電子がジェネラル・パブリック・ライセンス(GPL)が適用されたオープンソースコンポーネントを使用してきたが、義務公開しなかった」と主張するとともに、関連ソースを直接アップロードしたのがきっかけだ。サムスン電子は、波紋が広がると、1か月後にソースコードを公開するなどの措置をとった。サムスン電子が特許権ではなく、オープンソースライセンスが問題となったのは今回が初めてだ。

業界の関係者は、「サムスン電子が第三者によるソースコードの公開義務を守らなかったことが知られたのは、それだけ、監理に抜け穴があったことの反証だ。韓国企業のなかでは最も広い範囲のオープンソースを利用しているサムスン電子に、その監理人材やシステムは整っていないことは理解できない」とコメントした。

オープンソースは誰でも無料で利用可能で、公開されたソースコードに基づいてプログラムを変更できるが、一定のライセンス条件を守らなければならない。オープンソースライセンスの条件に違反すると、著作権の違反やライセンス契約の違反による責任を負担する。

サムスン電子は、遅れながらもソースコードを公開したため、裁判にまで拡大しないと業界の専門家は見込んでいる。しかし、公開した「exFat」のファイルシステムにマイクロソフトの特許技術が一部含まれていて、今後、特許係争に事態が拡大する可能性にも懸念を示した。

ある弁護士は、「サムスンの公開したexFatドライバーを第三者が活用すれば、特許侵害で問題になる可能性がある。exFatドライバーの利用者のため、特許侵害への対応策など、オープンソースのコンプライアンス政策を設けなければならない」と述べた。

一方、サムスン電子は、公式のコメントをしていない。

ソン・ヒョンヒ記者

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