知的財産ニュース 創造経済の前線基地、韓国特許センターのテジョン設立推進

2013年10月25日
出所: 韓国特許庁

4389

テジョンエキスポ科学公園内に知的財産のランドマークとなる韓国特許センター(仮称)の設立が推進される。

韓国特許庁とテジョン広域市は、テドク研究開発特区にあるテジョンエキスポ科学公園内に「知的財産拠点地区」を構築することを決め、そのための韓国特許センターの設立に合意したと24日に発表した。

これと関連し、韓国特許庁のキム・ヨンミン庁長、テジョン市のヨム・ホンチョル市長、韓国特許情報院のピョ・ジェホ院長、特許情報振興センターのパク・チョンリョル所長、テジョンマーケティング公社チェ・フン社長は、10月24日、テジョン市役所で「韓国特許センター設立」を内容とする「テドク研究開発特区の創造経済前線基地および知的財産拠点地区の構築に向けた了解覚書」を締結した。

これに関連し、テジョン市とテジョンマーケティング公社は、テジョンエキスポ科学公園敷地の一部(6,600m2、2000坪)を20年間無償で賃貸するなど、土地使用に必要な行政上の手続きを積極的に支援することを約束した。

韓国特許センターは、テドク特区に位置することになり、科学と特許が連携される知的財産のランドマークになると期待されている。

韓国特許センターの周辺には、特許庁、特許裁判所、特許審判院、国際知識財産研修院などの特許関連の政府機関が位置しており、政府系研究機関、大学、民間研究所などの多数の研究機関が入居されているため、特許都市としての格好が整えられる。

キム・ヨンミン特許庁長は、「テドク特区が知的財産の拠点地区構築に最適地とされている。韓国特許センターは、テドク特区との相乗効果を通じて、科学技術と知的財産が融合できる創造経済の前線基地としての役割を果たすだろう」と述べた。

また、テジョン市のヨム・ホンチョル市長は、「今回の締結で、テドク特区が国政中心課題の創造経済の実現に向けた前線基地として飛躍できるきっかけが出来た。特許関連の技術事業化をはじめ、地域の懸案となっているエキスポの再創造、特許ハブ都市の構築、創造経済の前線基地の構築などを同時に解決できるだろう」とコメントした。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195