知的財産ニュース 発明教育で離島・僻地の青少年に夢と希望を届ける

2012年5月3日
出所: 韓国特許庁HP

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韓国特許庁は、教育環境が不十分な地域の学生らに、発明体験を通じて創意性を発揮し、未来への夢と希望を育てる2012年度「訪問型分かち合い発明教育」を運営する。

今年度の「訪問型分かち合い発明教育」は、発明教育を受ける機会のない離島・僻地の学校や児童福祉施設など35機関を対象に実施される。

「訪問型分かち合い発明教育」は、対象機関を直接訪問して体験中心に教育するプログラムで、昨年は機関別に1回実施したところを今年は5回に増やし、教育効果がさらに高まると期待している。

5月3日に江原道,鉄原青陽小学校をはじめ全国35機関に順次発明教育を提供していく。学生らは発明品を自ら作り、難しいと思っていた発明を楽しく体験することで発明家としての夢を育てられるようにする計画だ。

また、「訪問型分かち合い発明教育」を履修した学生のうち優秀な学生は、国際知識財産研修院で7月および12月に実施する2泊3日の「分かち合い発明キャンプ」に招待され、普段なかなか体験することのできない奥深い発明教育を受ける予定だ。

特許庁国際知識財産研修院 パク・ゴンス院長は「僻地に住む子供たちが、発明教育を通じて自信を持って自分の未来に対し夢と希望を育てていくことこそ、真の分かち合いになる」と強調した。

特許庁は今後多文化家庭などの社会疎外階層に対しても訪問型分かち合い教育をさらに拡大し、訪問が難しい離島・僻地の学校にはインターネット放送および画像通信を利用した遠隔発明体験教育を提供するなど、様々な形で分かち合い文化を拡散していく計画だ。

訪問型分かち合い発明教育は2010年度から本格的に開始し、昨年末までで計112機関4621名の学生に発明教育を実施した。

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