知的財産ニュース LG、LTE特許は「世界トップ」を再確認

2012年7月9日
出所: デジタルタイムズ

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米国特許庁に出願された187件のうち90件…トップ技術開発メーカーを立証

LG電子がLTE(ロング・ターム・エボリューション)コア標準特許評価で再び世界1位となり、LTE市場の強者としての地位を再確認した。

米国の知的財産権コンサルタント専門機関であるIPm(TechIPm, LLC)の9日の発表によると、今年の第2四半期まで米国の特許庁に出願されたLTEコア標準特許187件を分析した結果、最も多くの特許をLG電子が保有していることが分かった。

LG電子は、標準特許187件のうち、その半分近くの90件を既に登録を終えたか、登録決定段階にあり、残りの特許は、出願を終えて登録手続きを控えている。三星電子は、ノキアに続き3位となり、モトローラ、ノーテル、InterDigital、QUALCOMM(クアルコム)などが上位に名を連ねる。

昨年、米国の投資銀行「Jefferies & Company 」の分析結果においてもLG電子は、世界1位を獲得し、今回の評価と合わせてLTEにおけるトップ技術メーカーであることを印象付けた。

LG電子は、LTE特許を先取して大幅な需要拡大が予想されているLTEスマートフォンの競争に有利な立場を確立することができると期待している。LG電子は、「今後の端末発売過程では、LTEだけでなく4G技術のLTE-Advanced(LTE-A)特許権が技術主導権を確保するうえで重要な基盤となる。顧客にも差別化された技術力を提供できる。」と自信を示した。

LG電子は、現在10ヵ国で販売しているLTEスマートフォンの販売地域を年度末をメドに20ヵ国に増やす計画だ。韓国では最近販売した「オプティマスLTE2」が人気を得て、第2四半期のスマートフォンシェア2位を獲得した。

米調査会社Strategy Analytics(SA)は、今年の世界LTEスマートフォンの販売量を昨年の十倍に当たる6700万台になると推算した。

金ユジョン記者

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