知的財産ニュース LG、ワールプール社との冷蔵庫「先発明」特許訴訟1審勝訴

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LG電子が、米国特許庁で行なわれたワールプール社との冷蔵庫「水と氷の分配装置」(Water & Ice dispenser)関連の技術に対する「先発明」をめぐって1審訴訟で勝訴した。

今回の訴訟は2008年から始まった両社間の特許訴訟中の一つで、水を早く満杯にすることができる技術(Fast Fill)に対する内容だとLG電子側は25日説明した。

ワールプール社はLGの特許攻撃を防御するために、関連する特許技術をLGより先に発明したという主張を2009年に米国特許庁に提起した。しかし、裁判所はワールプール社が「先発明」の証拠を提示できなかったと判決した。

今回の判決により、LGは市場で関連技術に対する製品リーダーシップを確保、今後攻撃的なマーケティングを推進できる有利な立場にいる。

ワールプール社は1ヵ月以内に特許庁に再審査を要請することができ、その後地方裁判所または2審裁判所に控訴することができる。

一方、LGとワールプール社は米国特許庁の再審査、ニュージャージー(New Jersey)、デラウェア(Delaware)地方裁判所など特許訴訟中で、今回の判決はLGが今後訴訟で主導権を確保するのに有利な機会になると思われる。

李・ヒョングン記者