知的財産ニュース 韓国特許庁、麗水エキスポ組織委員会と共同で「未来の海洋発明エッセイ大会」開催

2012年6月29日
出所: 韓国特許庁HP

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青少年発明記者団、麗水エキスポへ行く

韓国特許庁と麗水エキスポ組織委員会は、共同で、全国の青少年発明記者が参加する「未来の海洋発明エッセイ大会」を麗水エキスポで開催することを明らかにした。青少年に海洋の重要性を認識させ、海に、世界に向かって伸びていく進取的な奇想を涵養する機会を与えるための目的として開催される今回の大会は、今月の29日から8月3日まで行われ、全国の各地域で約600名の青少年発明記者と発明教師が麗水エキスポの現場に訪れ参加するものと予想される。

青少年発明記者団は、韓国特許庁が小中高校の学生を対象に発明に対する認識を高め創意力と自己学習能力を向上させるために全国16の市道教育庁の協力で選抜して運営している体験活動の一つである。現在、全国的に約3000名が発明記者として活動している。

このように発明記者団が麗水エキスポを訪れる理由がある。麗水エキスポは何よりも、他のエキスポと同じように新しいアイデアの宝庫である。麗水エキスポ内のほとんど全ての展示館は最先端科学技術、最新のデザインまたは特許で構成されており、発明家を夢見る学生達にとって何よりの体験場所である。新しい技術をみると新しいアイデアが浮かびあがるのが当たり前だ。青少年発明家の目は、麗水エキスポを超えた新しい未来を見ることができるからである

エッセイの主題は、「未来の海洋発明」と「海洋産業の理解」であり、麗水エキスポの見学を通して発見した独特な技術や将来、予想される新しいアイデアなどを素材に、自己分析と感想を自由に技術することである。参加作品は、麗水エキスポ組織委員会ホームページと発明記者団のカフェで閲覧でき、優秀作品に対しては賞状と賞金が受賞される。

キム・ホウォン特許庁長は、「生き継ぐ海洋のお祭りである麗水世界博覧会を取材することにより、青少年は、未来の海洋発明家としての夢を抱くことができると思う」と述べ、これが「韓国が海洋強国として跳躍する礎石」となってくれることを願っている。

一方、麗水エキスポ組織委員会は、今回のイベントを契機に、麗水エキスポを「発明」という独特な観点から見ることにより、一般国民がエキスポに対する印象を新たにし、夏休みの間、他の青少年達がエキスポを訪ねるきっかけになるだろうと見通している。

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