知的財産ニュース 特許庁、「図書館見学および資料利用教育」実施
2012年6月7日
出所: 韓国特許庁HP
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韓国特許庁は、知的財産権(特許権、実用新案権、商標権、デザイン権)に対する重要性と関心の増大により、国民が知的財産権の資料を便利に利用できるよう「図書館見学および資料利用教育」を実施すると明らかにした。
この教育は、特許庁の図書館で知的財産権の資料に対する理解と活用能力を高めるために実施するプログラムで、6月から国民の誰もが申請すれば教育を受けることができる。
教育内容は、所蔵資料についての案内、他の図書館との共同協力サービス利用方法、図書館で利用可能なデータベースおよび特許情報の検索方法、図書館と発明品展示館(発明の殿堂)見学などが含まれる。
1946年に設立された特許庁の図書館は、審査官が国際特許を審査する際に必ず調査しなければならない必須文献と各種研究報告書などを所蔵した国内最大規模の知的財産権専門図書館で、国内外の定期刊行物8万冊余りと単行本3万冊余りが所蔵されている。
また、開架制で運営されており、利用者が書庫で必要な資料を直接探すことができ、司書がオンラインの特許情報検索および資料利用をサポートしている。
現在、特許庁は利用者の利便性を考慮し、図書館に行かなくても所蔵資料を検索できるよう図書館ホームページ(library.kipo.go.kr)を運営しており、コピーした資料を郵便やFAXで提供している。
特許庁ビョン・フンソク情報企画局長は「国民が、難しいと考えていた知的財産権の資料に対し親近感を持って便利に利用することができるように、図書館サービスを改善している。」とし、「その一環として実施される今回の『図書館見学および資料利用教育』に国民の多くの参加を期待する」と述べた。
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
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