知的財産ニュース アイフォン販売差止め、「50億で合意」

2012年10月11日
出所: 電子新聞

3803

サムスン電子の特許を侵害したという判決が言い渡されたアップルの「アイフォン3GS」「アイフォン4」「アイパッド1」「アイパッド2」が販売差し止めの危機を回避した。

ソウル中央地方裁判所の民事合意12部(キム・ヒョンソク部長判事)は、アップルコリアがサムスン電子を相手に提起したアイフォン販売差止め強制執行停止の申請を受け入れたと11日に発表した。

裁判所は、「アップルが50億ウォンの供託金を出すという条件で執行停止申請を受け入れた」として「アイフォン3GS」「アイフォン4」「アイパッド1」「アイパッド2」の販売差止め及び廃棄処分を控訴審判決の宣告まで停止した。

ソウル中央地裁は、8月、サムスン電子とアップルがそれぞれ提起した訴訟で、アップルがサムスン電子の通信技術2件を侵害したと言い渡した。一方、サムスン電子もアップルのデザイン技術特許1件を侵害したという判決を下した。両社は、先月の原審判決に不服して控訴審を控えている状況だ。

キム・インスン記者

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195