知的財産ニュース 2012年度 違法複製物取締まり要員発隊式

2012年1月19日
出所: 文化体育観光部

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文化体育観光部は、2012年の1年間オン・オフライン上の違法複製物を監視する違法複製物取締まり要員の発隊式を1月20日、上岩洞(サンアムドン)文化コンテンツホールで開催する。

障害者在宅モニター要員100人と60才以上20人で構成された違法複製物取締まり要員は、この日の発隊式を持って本格的に活動を開始する。

特に発隊式では、チェ・グァンシク文化体育観光部長官が違法著作物取締まり要員らと対話をしながら活動に臨む心構えを聞き、著作権保護全般に対する意見を取りまとめる計画だ。

今回委嘱された障害者在宅モニター要員は音楽、映画、放送、出版、ゲーム、ソフトウェアなど分野別で特化し、380余りの特殊類型オンラインサービス提供者(OSP)、800万個のカフェ、ブログなど閉鎖型コミュニティ、トレント、P2Pなど新規類型の違法著作物サイトなどを対象に、24時間モニター業務を担当することになる。

2011年度は、在宅モニター事業を通じて音楽・映像など各ジャンルで80,458,992点を削除、被害予防規模が約73億ウォンに該当する顕著な成果を上げた。

一方、60才以上で構成されたオフライン取締まりシルバー監視員は、地下鉄駅周辺をはじめとするオフライン現場で、DVDなど違法複製物を販売する露天商を発見した際に情報提供する役割を担うことになる。

文化体育観光部は、今回の違法複製物取締まり要員の発隊式を通じて、社会的ぜい弱階層の社会進出を支援するだけでなく、24時間違法複製物に対応する体制を構築し、オン・オフライン上での著作物違法複製・流通を根絶して、正しいコンテンツの利用環境を造成できる契機になると期待していることを明らかにした。

また、文化体育観光部は来る2月、「国民オープンモニター申告システム」を導入し、国民が誰でも簡単にアクセスして違法複製物を監視して、申告することができるようにする計画だ。

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