知的財産ニュース 島しょ・へき地の青少年、発明の魅力に触れる

2012年7月11日
出所: 韓国特許庁

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韓国特許庁、2012年度上半期に発明キャンプを開催

韓国特許庁は、発明教育関連のインフラ整備が遅れている島しょ・へき地地域(済州、西帰浦、江原、洪川、江華郡など)の青少年を招いて「分かち合いの発明キャンプ」を開催する。

今回のキャンプは、比較的に教育・文化的条件に恵まれぬ島しょ・へき地の青少年を対象に、様々な発明体験チャンスを与え、青少年の潜在している創意力が発揮され、未来への夢を育むことができるよう支援する発明教育プログラムだ。

普段は発明教育に接することのできなかった「済州西帰浦の天使の家」、「江原洪川ユルジョン小学校」>、「江華チソク小学校」など、8の学校及び児童福祉施設の小中学生92人を対象に、7月11日から13日の2泊3日間行なわれる。キャンプに参加する生徒は、今年上半期5週間にわたって行なわれた「分かち合い発明訪問教室」の授業を修了した。

キャンプの期間中に生徒たちは、与えられた材料を利用したアイデア品の製作など、発明・創意力育成プログラムから、組別の共同課題解決、国立中央博物館や大田子供会館を訪れるなど、多様なプログラムを体験することで、潜在していた創意力を啓発し、助け合いの精神を学ぶ。

金ホウォン庁長は、「普段は発明教育に接する機会がなかった生徒たちが分かち合いの発明教育を通じて、未来の夢と希望を持って知的財産社会が求める創意的な人材として成長するきっかけになれば」と期待を示した。

韓国特許庁は、島しょ・へき地などの青少年を対象に、上半期も「分かち合いの発明訪問教室」や「分かち合いの発明キャンプ」を実施して、島しょ・へき地地域の生徒に発明教育のチャンスをより増やすために持続的な取組みを行なっている。

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