知的財産ニュース スマートフォンケース、キャラクターが人気

2012年6月13日
出所: 韓国特許庁HP

3597

最近、消費者の多様な消費指向を反映した「動物キャラクターのデザインを結合したスマートフォンケース」のデザイン出願が急増している。

韓国特許庁によると、スマートフォンケースのデザイン出願が従来の衝撃防止と外形改善という、機能中心から消費者の多様な消費指向を反映した方向へと変化している。

「動物キャラクターのデザイン結合スマートフォンケース」のデザイン出願状況を年度別に調べてみると、2010年5件、2011年100件、2012年5月末現在で29件と、過去3年間で計134件が出願され、急増している。出願人別では、個人出願が112件(全体出願の83.6%)で、法人出願の22件(全体出願の16.4%)を大きく上回っていることが分かった。

過去3年間に出願された134件を結合動物の類型別でみると、ウサギ29件、動物の耳18件、豚12件、人間10件、ペンギン10件、その他55件で、デザインの表現方法においても動物などの写実的な描写よりは、擬人化または遊戯的で可愛いデザインで創作されたものが主流をなしている。

このように「動物キャラクターのデザイン結合スマートフォンケース」のデザイン出願が増加した理由は、スマートフォンが生活の必需品からファッションまたはアクセサリーの一部として認識する感性的な消費文化の拡大と関係があると特許庁は分析した。

特許庁のソン・ビョンジュデザイン2審査チーム長は、「多様な動物などのキャラクターを結合したスマートフォンケースのデザイン出願は、今後も感性的な消費文化および個性的なトレンドの拡大と共に一層増加するもとの予想される」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195