知的財産ニュース サムスン電子、「アップルの角丸の特許を侵害していない」直接解明

2012年9月19日
出所: デジタルタイムズ

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サムスン電子がアップルとの特許訴訟の結果の不当さを直接説明した。

サムスン電子は、18日、自社の公式ブログ「サムスン・トゥモロー(tommorow)」で「ギャラクシーをめぐる誤解と真実」というタイトルで掲載された。

まず、サムスン電子は、角丸長方形がアップル固有のものだという米国陪審員の評決に反論した。

サムスン電子によると、アイフォンの角丸長方形とガラス表面、ブラックの背景を包むD′087特許は、2007年7月に出願、2009年5月に獲得したが、サムスン電子のF700のデザイン特許は、2006年12月に出願、2007年11月に発売されたと主張した。これは、アイフォンより6ヵ月以上も先に出されており、アイフォンが初めて公開された2007年1月よりも先に行なわれたという説明だ。

また、サムスン電子は、自社のMP3プレイヤー「YP-Q3」と「YP-25」を例に挙げ、アイフォン4から適用された丸い角、メタルフレームについても説明した。

アイフォン4が2010年6月に発売されたが、YP-Q3は、それより早い2010年4月に意匠出願した。ただ、その発売は同年の9月だ。YP-Z5は、発売も2006年2月で、アイフォン4より発売時期が早い。

キム・ユジョン記者

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