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知的財産ニュース 三星電子、世界初単一層マルチタッチカバー一体型TSP商用化

2012年1月4日
出所: 電子新聞

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三星電子が世界で初めて一層のインジウムスズ酸化物(ITO)構造でマルチタッチを具現したカバー一体型タッチ(G1)をスマートフォン向けに商用化する。これで量産段階に達した従来のカバー一体型タッチ(G2)を含み、アップルとの特許戦で有利な状況に立つことができるようになった。同時にG1・G2を合わせたいわゆる「ツートラック」戦略で、次世代ガラス基盤TSP技術全般を早期に先行獲得できると予想される。

4日業界によれば、三星電子は単層カバー一体型タッチ(G1)を主要協力会社と共同開発して、下半期にスマートフォンの量産モデルに適用する計画だ。G1はカバーガラスにITO層を乗せてマルチタッチを具現したTSPだ。商業化に成功するのは三星電子が世界初だ。従来の技術でマルチタッチスクリーン機能を具現するためには、2個のITO層が必要だった。

商用化した技術は4インチ以下の画面のみ製造でき、マルチタッチも2ポイントのみサポートする。しかし、ITO層を2個重ねるG2方式より工程が単純で、希少金属のインジウムの使用量も少なく、コスト競争力に優れている。G2生産ラインを活用できるのも長所だ。G2ラインでG1を製造すれば生産能力が2~2.5倍程度増える。普及型スマートフォン市場を席巻するという三星電子の野心作だ。

数多くのTSP特許で攻勢を広げるアップルを強力に牽制できる武器という点で注目される。三星電子は下半期からG1は中低価格のスマートフォンおよびフューチャーフォンに適用し、5インチ以上の大画面スマートフォン・スマートパッド(タブレットPC)にはG2を適用する計画だ。

業界関係者は「4.3インチのG1を採用したサンプル製品はすでに出たと聞いている」とし、「現在のG2に比べて感度は少し落ちるが、上半期中に技術を補完すれば十分な競争力を確保できる」と話した。

G1 TSPは、三星電子が一体型タッチ技術ポートフォリオを完成する「画龍点睛」になると見られる。三星電子は世界で初めてAM OLED一体型タッチ(OCTA)を商用化したのに続き、今年はカバー一体型タッチ(G2)を量産し適用する計画だ。アップルが主導したITOガラスタイプのTSP(GG)ほか、大部分のTSP技術と特許を急いで確保することで今後の特許戦において有利な立場になると思われる。

アップルはタッチソリューションコアからパネル構造まで相当数の源泉特許を保有している。タッチチップもアルゴリズムを直接設計した後、ブロードコムを通じて委託生産することを明らかにした。アップルが三星などの様々なスマートフォン会社に特許攻勢を拡散するのであれば、結局TSP技術がターゲットだ。特に、一体型タッチはデザインおよびユーザーインターフェース(UI)と直結する次世代スマートフォンの核心ソリューションであるため技術の先行獲得が重要だ。

業界専門家は「すでに数年前から、三星・LG・アップルは一体型タッチの国内外特許出願に集中している」とし、「三星電子がアップルとの特許攻防が拡大するのに備え、一体型TSP技術の確保にさらに関心を注ぐ理由だ」と話した。

李・ヒョンス記者

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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