知的財産ニュース 大型総合ネット通販でアウトドア「模倣品注意報」

2012年9月5日
出所: デザイタルタイムズ

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インターネット通販サイトで「限定販売」または、「特価販売」で販売されているアウトドア用品やサングラス、下着などの一部が模倣品であることが確認された。

5日、韓国関税庁は、夏季の休暇シーズンを迎え、7月23日から8月24日までに偽造品などの模倣品の販売が懸念される夏用品やアウトドア用品に対するオンライン抜打ち調査を集中的に行ない、模倣品の販売業者122社を摘発したと発表した。

今回の調査は、11番街、オークション、Gマーケット、インター・パークなどのインターネット通販サイト事業者と、ダウム・コミュニケーションズ、ネイバー(NHN)などポータル業者と合同で実施した。関税庁は、販売業者が提出した輸入申告書の真偽などの情報をリアルタイムで交換し、交差検証して模倣品の販売社を摘発した。

摘発された122の販売業者のうち、24社は、ブラックヤーク、コーロン、K2、ロリター・レムピカ(アモーレ・ファシピックの香水)など、国内ブランドの模倣品を販売してした。品目別には、アウトドア用品(27個)、下着(15個)、違法コピーしたゲームチップ(14個)、サングラス(10個)の順となった。

実際に、Gマーケットで判定販売の名目で販売されていた「トゥルーレリジョン」の模倣品は、真正品(約30万ウォン)の4分の1の7万8000ウォンで販売されていた。オークションでは、「ラフマ・ミレー」アウトドアのズボンを2万9900ウォン(真正品は20万ウォン)に販売していたが、これも模倣品だと確認された。

韓国関税庁は、摘発された模倣品の販売社に対し、販売差止め、IDの削除、掲示物の削除などの閉鎖措置を下した。また、販売の履歴などを検討し、大量販売社を対象に別途の調査を行ない、関税法、または、商標法の違反が事実となる場合、厳罰を科す方針だ。

ユ・ジョンヒョン記者

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