知的財産ニュース 日本裁判所、「サムスンは、アップルの特許を侵害しなかった」

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日本裁判所は、アップルとサムスンの特許訴訟でサムスンに軍配を上げた。

東京地方裁判所は、31日、アップルが自社の特許を侵害したとしてサムスン電子の日本法人を相手に1億円の損害賠償を要求した訴訟を棄却した。これまで、10ヵ国で特許訴訟を行っているが、日本裁判所が判決を下したのは、これが初めてだ。

アップルは、昨年8月23日、サムスン電子の日本法人が輸入・販売している「ギャラクシーS」と「ギャラクシーS2」、「ギャラクシーTab」がアイフォンとアイパッドの特許を侵害したとして訴訟を提起した。侵害されたと主張した特許技術は、音楽や画像のデータなどをPCと共有する同期化方式だ。

東京地裁は、サムスン電子が特許を侵害したとは見なし難いとしてアップルの主張を棄却した。また、アップルが追加で要請したサムスン商品の販売差止め要請も退けた。

サムスン電子とアップルは、現在10ヵ国で50件以上の訴訟を行ない、激しい戦いを繰り広げている。日本でも今回の判決以外にアップルがユーザーインタフェース(UI)特許を侵害したとしてサムスン電子を提訴した。サムスンも反訴し、自社の特許を侵害したとしてアップル商品の販売差止め仮処分を申請しており、今後も裁判争いは続くと予想されている。

ソ・ドンギュ記者