知的財産ニュース 三星-アップル特許紛争交渉、終盤に妥結？

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三星電子とアップルの最高経営者（CEO）が、米国,サンフランシスコで特許紛争協議のための初会合を行なった。しかし、訴訟戦を終えるほどの明確な成果物は期待できないと思われる。

21日（現地時間）業界によると、チェ・ジソン三星電子副会長とティム・クックアップルCEOはこの日午前、米国,サンフランシスコで初会合を行なったと報道された。これは、２人の大物の対面を取材するために集まった現地取材陣を意識して、両社の交渉場所と知られた米国,カリフォルニア北部地方裁判所サンフランシスコ裁判所庁舎の代わりに、第3の場所で会合を行なったと思われる。

両者が合意の場を裁判所ではなく他の場所で行えるよう裁判所に要請し、これを判事が許諾すれば場所を変更することができるが、これは非常に異例な事である。

しかし、2人のCEOの会合にもかかわらず、劇的な妥結の可能性は低いと思われる。実際、アップルはCEO間の会合を行なった初日、三星電子のギャラクシータブ10.1に対する販売禁止を米国,カリフォルニア北部地方裁判所に要請した。これと関連して、米国の最高裁判所は、ギャラクシータブ10.1の販売禁止を棄却した1審での決定を再審するように差し戻させている。

三星電子も今回のCEO会合で劇的な妥結となる可能性は低いと見ている。三星電子のある関係者は「2人のCEOが会合をしても、即座にどんな発表が出るかを期待するのは難しい」と述べた。

チェ・ジソン副会長とティム・クックCEOは、韓国時間の23日午前１時３０分（現地時間２２日午前９時３０分）に再会合を行なう。

パク・ジソン記者