日本からの輸出に関する制度水産物の輸入規制、輸入手続き

インドの輸入規制

1. 輸入禁止(停止)、制限品目(放射性物質規制等)

調査時点:2017年9月

日本からインドへ輸出する0302類、0303類の水産物に対する輸入規制は、唯一ふかひれのみ輸入禁止項目に指定されており、その他の水産物に規制は特にありません。なお、0305類に属する乾物のふかひれについては、輸入禁止項目になっていません。

2. 動植物検疫の有無

調査時点:2017年9月

日本から水産物を輸出する場合は、動物検疫証明書が必要になります。取得にはインド商工省商務局・外国貿易部発行のライセンスおよびインド農業省畜産酪農・漁業局の衛生証明書(Sanitary Import Permit)、関税局からの関税支払証明書(Bill of entry with Custom reference)、日本側からの衛生証明書(オーナー氏名と住所はSanitary Import Permitの記載内容と合致していなければならない)、ラボラトリーレポート(提出不要の場合もあり)、宣誓書(Undertaking Letter、提出不要の場合もあり)、貨物航空券控え、健康証明書原本、委任状(Authorization Letter、オーナーが関与しない場合)が必要です。また、提出書類全てにサイン権限者の署名が必要です。

3. 残留農薬規制

調査時点:2017年9月

水産物は、残留農薬規制の対象となります。インドでは使用される農薬についてポジティブリスト制を採用しており、「食品安全基準(汚染物質、毒物および残留物)規則2011」により基準値が設定されています。規定がある残留農薬は、以下のとおりです。

  • カーバリル:0.2 ppm
  • DDT:7.0 ppm
  • エンドスルファン:0.2 ppm
  • ヘキサクロロシクロヘキサン(アルファ):0.25 ppm
  • ヘキサクロロシクロヘキサン(ベータ):0.25 ppm
  • ヘキサクロロシクロヘキサン(ガンマ):0.25 ppm
  • ヘキサクロロシクロヘキサン(デルタ):0.25 ppm
  • キナルフォス:0.01ppm
  • テトラサイクリン:0.1ppm
  • オキシテトラサイクリン:0.1ppm
  • トリメトプリム:0.05ppm
  • オキソリン酸:0.3ppm

4. 重金属および汚染物質(最大残留基準値/禁止)

調査時点:2017年9月

水産物は、重金属規制の対象となります。「食品安全基準(汚染物質、毒物および残留物)規則2011」により基準値が設定されています。規定がある重金属は、以下のとおりです。

  • 鉛:5.0 ppm (缶詰)
  • 銅:30 ppm
  • ヒ素:1.1 ppm
  • スズ:250 ppm
  • 亜鉛:50 ppm
  • カドミウム:1.5 ppm
  • 水銀:0.5 ppm
  • メチル水銀:0.25 ppm
  • アフラトキシン:30 ㎍
  • アガリン酸:100 ppm
  • 青酸:5 ppm
  • ヒペリシン:5 ppm
  • サフロール:10 ppm

5. 食品添加物規制

調査時点:2017年9月

水産物は食品添加物規制の対象となります。インドでは、使用される食品添加物についてポジティブリスト制を採用しており、インド食品安全基準局が発行する「食品安全基準(食品基準および食品添加物)規則2011」において、それぞれの食品添加物の使用範囲・用途および限度が決められ、うち一部についてはそれらの規格も決められています。使用した食品添加物、人工着色料、人工甘味料は「食品安全基準(包装およびラベル表示)規則2011」に従い、製品表示義務を果たさなければなりません。

6. 食品包装規制(食品容器の品質または基準)

調査時点:2017年9月

水産物の容器・包装に関しては、インド食品安全基準局の「食品安全基準(包装およびラベル表示)規則2011」に準拠しなければなりません。

以下の容器の使用は禁止されています。

  1. さびた容器
  2. 削られてさびたエナメル容器
  3. 適切にスズめっきされていない銅または黄銅容器
  4. IS:20仕様に準拠していない鋳造アルミニウムおよびアルミニウム合金、またはIS:21仕様に準拠していない鍛造アルミニウムおよびアルミニウム合金で製造された容器

プラスチック素材で作られた容器・包装に関して、以下のとおりインド標準仕様に従う必要があります。

  1. IS:10146(食品と接触する容器・包装:ポリエチレン仕様)
  2. IS:10142(食品と接触する容器・包装:スチレンポリマー仕様)
  3. IS:10151(食品と接触する容器・包装:ポリ塩化ビニル(PVC)仕様)
  4. IS:10910(食品と接触する容器・包装:ポリプロピレン仕様)
  5. IS:11434(食品と接触する容器・包装:アイオノマー樹脂仕様)
  6. IS:11704エチレンアクリル酸(EAA)コポリマー仕様
  7. IS:12252 - ポリアルキレンテレフタラート(PET)仕様
  8. IS:12247 - ナイロン6ポリマー仕様
  9. IS:13601 -エチレン酢酸ビニル(EVA)
  10. IS:13576 - エチレンメタアクリル酸(EMAA)
  11. 一度使用したスズおよびプラスチック容器は、食用油脂の包装に再利用してはならない

リサイクル可能な容器・包装に対する規制はありません。

また、加工されていない生鮮水産物に関しては、消費期限に関してインド食品安全基準局の「食品安全基準(包装およびラベル表示)規則2011」に準拠した以下のような表示をしなければなりません。

“BEST BEFORE........DATE/MONTH/YEAR”
または
“BEST BEFORE........DAYS FROM PACKAGING”
または
“BEST BEFORE........DAYS FROM MANUFACTURE”

リサイクル可能な容器・包装に対する規制はありません。

7. その他

調査時点:2017年9月

なし

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