知的財産ニュース LG化学、中国に分離膜技術を輸出、星源材質と提携

2015年3月12日
出所: 中国知識産権資訊網

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韓国の総合化学メーカー、LG化学は3月8日、中国のリチウムイオン2次電池分離膜メーカー最大手の深セン市星源材質科技(深センシニアテクノロジー)と安全性強化分離膜(SRS)関連特許の有償ライセンス契約を結んだと発表した。分離膜はセパレーターとも呼ばれ、2次電池で陽極と陰極を安全に分離し、爆発などを防ぐための素材。

同分離膜はLG化学が2004年に独自開発したもので、2007年に韓国で、2010年に米国で、2012年に中国で、2014年に欧州と日本でそれぞれ特許登録した。昨年5月、日本の宇部マクセルとも同技術に関するライセンス契約を結んでいる。

LG化学の関係者は、中国市場は世界最大の電動車市場に躍進するだろうとの認識を示し、中国に分離膜技術を輸出することで、ライセンス使用範囲を拡大し、市場での支配力のさらなる向上につながることを期待すると話した。

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