知的財産ニュース 広東省知識産権局、大学の知的財産権管理活動を促進

ipshow_BID_5797.html

大学の知的財産権活動能力の向上を狙い、広東省知識産権局はこのほど、中山大学、華南理工大学、華南農業大学を含む大学10校の関係者を招いた「大学知的財産権管理シンポジウム」を開催した。参会者らはそれぞれの知的財産権管理の実態や手段、成果移転で直面する課題について説明を行った。

広東省知識産権局は近年、大学や企業、研究機関の知的財産権活動の促進に注力してきた。各大学は知的財産権に関する制度整備、人材育成、管理に取り組み、成果を上げている。昨年、広東省の大学による専利（特許、実用新案、意匠）出願が9432件に達した。出願件数が最も多い華南理工大学は2312件を出願した。

一方、昨年の大学による出願件数は僅か省全体出願件数の3.39％、全国の大学による出願件数の5.13％をそれぞれ占める。年間出願件数が100件を超えるのは9校だけ。一部の大学では知的財産権の管理·移転部門を設置していない。知的財産権の創造と成果移転の面での能力向上が急務であると指摘されている。