知的財産ニュース MPAAが深セン裁判所に迅雷を著作権侵害で提訴

2015年1月21日
出所: 中国知識産権資訊網

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アメリカ映画協会(MPAA)はこのほど、中国の動画サイト「迅雷」(サンダー)が海賊版動画を配信したとして会員企業が深セン南山法院(裁判所)に提訴したことを明らかにした。

MPAAが発表した声明によると、同協会の会員企業は迅雷に著作権を侵害されたと主張し、深セン市の裁判所に迅雷を相手取り訴訟を提起し、権利侵害行為の停止や賠償金の支払い、謝罪などを要求した。

迅雷は中国国内において、ある種のP2P的な方式と通常のダウンロードの方式とを組み合わせて、動画を主として様々なファイルのダウンロードサービスを提供している。今年6月、迅雷とMPAAは著作権保護に関する協定を締結した。その3週間後、迅雷は米ナスダック上場を果たし、1億100万米ドルの資金を集めた。

今回の訴訟に先立ち、MPAAは昨年10月にも迅雷の海賊版問題を指摘していた。迅雷はその時、「一貫して著作権を尊重、保護している」と回答し、海賊版内容の存在を否定した。MPAA企業による今回の訴訟について、迅雷はまだコメントしていない。

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