知的財産ニュース 最高裁:知的財産権裁判、質と効率が絶えず向上、イノベーションに活力を注ぐ

2015年3月5日
出所: 中国法院網

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最高人民法院(最高裁)の所管する全国裁判所情報サイトである中国法院網 (www.chinacourt.org外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)は3月5日、2014年各地の裁判所が知的財産権関係民事事件の新受·既済件数に関する統計を発表した。報道によれば、司法裁判の強化により、知的財産権を保護する司法の主役的役割が果たされている。中国の裁判所は国家知的財産権戦略の徹底を推進し、知的財産権裁判業務の質と効率の向上に取り組み、イノベーション国家建設を支援するために司法上の有力な保障を提供したという。

統計によると、全国の各裁判所は昨年、知的財産権民事第一審事件9万5522件(前年比7.83%増)を受理し、9万4501件(同7.04%増)を結審した。民事第二審事件は、新受件数が同15.08%増の1万3760件で、既済件数は同18.65%増の1万3708件であった。知的財産権行政第一審事件の新受件数は9918件、既済件数は4887件。各地方裁判所で知的財産権関連の刑事第一審事件1万803件を結審した。

最高人民法院はまた、司法改革を推進し、知的財産権保護の度合いの強化に注力している。昨年末に新設された北京、上海、広州の知的財産権裁判所は今年2月末時点、各種類の知的財産権事件2832件を受理し、309件を結審した。

最高裁は司法の透明度と、知的財産権裁判業務に対する信頼性の向上にも取り組んでいる。各裁判所は知的財産権裁判文書のオンライン公開を進み、すべての裁判文書をネット上に掲載させるようにしている。

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