知的財産ニュース 上海自貿区で輸入貨物に関する初の知的財産権侵害事件を摘発

2015年4月24日
出所: 国家知識産権網

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発足して1年半経った中国(上海)自由貿易試験区(上海自貿区)では、輸入貨物に関する第1件目の知的財産権侵害事件が摘発された。上海税関が洋山港で、中国に輸入しようとする「NIKE」商標の運動靴1万164足を差し押さえ、ナイキ社に鑑定してもらったところ、同社の商標権を侵害したものであると判明した。総額は500万元を超える。犯罪の疑いがあるとして公安部門に移送された。

上海税関は、知的財産権保護の施策を含む23件の新制度を上海自貿区に導入し、「順守者には簡素化、違法者には懲罰」との新しい監視管理体制を確立した。昨年、上海税関は知的財産権侵害事件461件を摘発し、前年比5倍増の3575万点の権利侵害貨物を差し押さえた。今年第1四半期は69件、290万点を摘発した。

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