知的財産ニュース 米国に対する海外からの特許出願、中国が僅かの2%、日本は首位

2014年1月13日
出所: 和訊網

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科学技術人材の数が世界一、論文数が世界2位を誇る中国は、米特許商標局(USPTO)へ提出した特許出願の国·地域別割合では、わずか2%にとどまり、日本に大きく及ばない現状が、最近開かれた中国企業法務年会でわかった。

会議に出席したある知的財産権業界関係者が1963~2011年まで、主要五カ国·地域(中国、日本、ドイツ、韓国、台湾)の米国への特許出願件数推移の統計データを示した。かつて、米国で特許出願が最も多かったのはドイツで、割合はほぼ5%だったが、今では日本が追い越し、全体の25%を占めるまでになった。次いで韓国、台湾の件数が多く、中国からの出願は五カ国·地域の中で最も少なかった。

米国での特許出願の約半数は海外からのものとなっており、各国の技術力を知る上で重要な指標になる。中国では通信設備大手、中興通訊(ZTE)の出願件数が最多だったが、国·地域別の総数では中国の存在感はまだ小さい。

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