知的財産ニュース 商標評審委、「2013年商標審判行政訴訟分析報告書」を発表

2014年8月22日
出所: 工商総局公式サイト

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国家工商行政管理総局の商標評審委員会(審判担当部門)はこのほど、2013年の商標審判関連の行政訴訟についての分析結果をまとめた「2013年商標審判行政訴訟分析報告書」をホームページで公表した。昨年、商標評審委が裁判所から受け取った一審、二審、再審の判決書はそれぞれ2004件、1158件、43件、一審判決における勝訴率は82.8%で、二審と再審においても高い勝訴率を維持したことがわかった。

商標評審委員会は2013年、商標審判事案14万4200件を結審し、前年比174.61%と大幅に増加した。審理周期は17ヵ月に短縮し、再び新記録を達成。審決に不服があるとし当事者が裁判所に行政訴訟1760件を提起し、2012年の2525件より30%減少した。

商標近似と商品類似の判定に関する見解の相違は依然として商標評審委敗訴の主因であった。特に中国馳名商標の認定において裁判所との見解相違で敗訴した事件は2012年の5%から昨年の17%と大幅に上昇。一方、先行使用商標の先駆け登録に関する訴訟の敗訴率は、2011年が7%、2012年が4%、2013年が2%と下降傾向を示し、双方の審理基準がほぼ一致するようになっていることがうかがえる。

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