知的財産ニュース WIPO：中国のイノベーションと発明の質は向上しつつある

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世界知的所有権機関（WIPO）は、このほど発表した「中国住民国際特許出願戦略研究」報告書で、中国の海外における特許出願件数が増加傾向を続けており、中国のイノベーションと特許の質が向上しつつあると指摘した。

報告書によると、中国の海外における特許出願件数は2000年から急成長を続けている。2000年から2005年までの年間成長率が40％に達し、2005年から現在までの年間成長率が23％を維持している。

米国特許商標庁、欧州特許庁、日本国特許庁に提出したものが中国の海外における特許出願の8割を占めた。米国への出願が約5万件で最も多く、続いてEU、日本国、韓国、カナダとなっている。報告書はまた、中国の国際特許出願における「複雑な」技術の比率が増加し続けており、2000年以降は75％に達していると指摘した。