知的財産ニュース 昨年、悪意の商標先駆け登録案件が127.4%増=工商総局統計

2014年2月28日
出所: 法制日報

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国家工商総局がこのほど、2013年度、公平競争の原則に背き、市場取引秩序を乱す不正事件の取締り実績を公表した。工商当局の発表によると、2013年、全国の工商行政管理機関が受理した悪意による商標先駆け登録事件は合計1826件(前年比127.4%増)、そのうち、他人の一定の知名度を有する商標を、関連商品又は役務において先駆け登録するケースが40%を占める。

統計データによれば、2013年、取締·処分した知的財産権侵害事件は6万5900件、市場競争秩序を乱す不正事件全体の6.4%を占める。そのうち、注目すべきところは、こういった事件が往々にして社名、商標、包装、営業秘密など、多くの権利が複雑に絡み合っている点である。その侵害行為の性質を判断し適正な処罰を下す難しさが増している。2013年、工商総局が受理した商標争議事件は合計14万4200件、同期比174.6%増加した。そのうち、複雑事件の数が前年同期と比べて、268.9%増加した。

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