知的財産ニュース 長安マツダの南京研究開発センター第1期工事が竣工、中国市場向け新車開発も

2014年3月21日
出所: 南京日報

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中国の自動車市場でかつて好調だったマツダは、販売回復と中国での認知度の更なる向上を目指し、現地市場向けの新車開発を積極的に進める構えだ。現地の合弁会社、長安マツダ汽車公司が南京市江寧区で建設した研究開発(R&D)センターの第1期工事が、このほど竣工した。

同センターはマツダの中国唯一の研究開発拠点であり、本社と同歩調で技術交流を進めることができるという。開設により、マツダにとって、中国における新車開発の基盤が構築できたと言える。

同センターの総投資額は5億3300万元で、面積は19万平方メートル。建設は2期に分けて行われる。第1期プロジェクトは投資額2億1千万元、建築面積は2万2千平方メートルで、サンプル車の試作工場や総合ステーションなどのインフラ設備を設けたほか、完成車の排気、電気システム、車体部品強度などのテストセンターも備え、完成車の性能テスト、エンジンの基準合致テストなどの研究開発を進めることが可能になった。初期段階で開発者300~400人の規模で業務展開の予定だ。

長安マツダは近い将来の中国での販売目標は、15年に20万台、17年に30万台に引き上げる。現地ニーズを反映させた新型車などを軸に、中国販売を収益の柱に育てる。

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