知的財産ニュース 独BASFが上海研究開発センターを拡張、9000万ユーロ投資

2014年7月28日
出所: 商務部公式サイト

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ドイツ化学大手のBASFは7月28日、アジアにおける研究·開発力を増強するため、上海研究開発(R&D)センターの拡張工事を開始したと発表した。工事に9000万ユーロ(約124億円)を投じ、研究開発棟と補助施設を建設し、2015年末までに竣工する予定。

上海センターは、BASFにとってアジア太平洋地域内で最も重要な研究開発センターで、ドイツ以外では最大規模の研究開発拠点の1つだ。BASFのAndreas Kreimeyer研究開発担当取締役によると、同社はアジア太平洋地域の研究開発能力を強化する方針で、2013年までに研究開発者の25%はアジア太平洋地域に集中するという。アジアには、このほか、日本、シンガポールおよび韓国にも研究開発センターを建設し、インドにおけるイノベーション·キャンパス開設も計画している。

BASFは世界規模で研究開発費を拡大している。2013年の研究開発費は18億ユーロ(約2483億円)に達している。科学者と研究者の数は1万631人、そのうち700人がアジア太平洋地域に所属している。

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