知的財産ニュース Adobeが中国研究開発センターを閉鎖、大規模なリストラを予定

2014年9月24日
出所: 中国新聞網

ipshow_BID_5307.html

PDF閲覧ソフトや画像処理ソフトの著名メーカー·Adobe(アドビ·システムズ)が24日、中国にある研究開発子会社を閉鎖すると発表した。研究開発子会社は12月いっぱいで営業を終了し、これまで同社が中国で展開していた研究開発·技術業務のほとんどは、他の同社研究開発拠点に引き継がれることになる。同社は今後、中国で市場開拓業務に専念し、上海、北京、広州、深セン、香港、台湾における販売業務を継続することも明らかになった。

Adobeは1998年に中国市場に参入。2006年10月、Adobe中国研究開発(R&D)センターは北京市中関村の清華科学技術パークに設置された。中国およびアジア市場での生産現地化が本格的に始動、現地に特化した開発業務を展開してきた。また、提携先の現地企業にサポートを提供し、他のAdobe R&Dセンターと、最前線かつ最も革新的な製品の共同開発を進めた。閉鎖によって、約400人のスタッフが整理の対象となり、米国本社またはインド支社に転勤する約30人のほか、残りの従業員は段階的にリストラされる見通しという。

本ページに関するお問合せ

ジェトロ・北京事務所 知的財産部
Tel:(+86)10-6528-2781(日本語可)
E-mail: PCB-IP@jetro.go.jp