知的財産ニュース 中米最大の合弁製薬プロジェクト、海正ファイザーが浙江省で操業開始

2014年5月30日
出所: 21世紀経済報道

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米製薬最大手ファイザーが、中国および海外市場向け特許切れ医薬品の開発·製造目的で浙江海正薬業と立ち上げた合弁会社「海正輝瑞製薬有限公司」(以下、海正ファイザー)」は29日、浙江省富陽市で正式に操業を始めた。両国にとって、製薬分野における過去最大規模の協力プロジェクトとなる。

浙江省の生産基地には15億元(約244億円)が投入され、世界先端レベルの生産ラインが6本建設され、抗ガン剤、抗生物質、心血管疾患、糖尿病治療、ホルモン剤、精神疾患など幅広い分野に対応した製品を生産する。年間生産能力は2千万ボトル、15億錠に達する。

2012年に設立された合弁会社、海正ファイザー薬業の資本金は2億5000万ドル。出資比率は海正が51%、ファイザーが49%。

海正ファイザーの肖衛紅CEOによれば、ブランド後発薬を含む特許切れ医薬品は、世界の医薬品市場で急成長している分野の1つである。海正ファイザーは毎年最低7種類の後発薬を、中国に合った価格で市場に提供する予定という。

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