知的財産ニュース バイエルと北京大学、研究開発と移転センターを北京に設立

2014年1月9日
出所: CHINA DAILY

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ドイツの化学·製薬大手バイエルは8日、中国の北京大学と戦略的提携協定を締結し、新薬の研究開発、研究成果の転化などの幅広い分野で、協力関係を深めていくことで合意したことを発表した。協定によれば、双方は共同の研究センター「バイエル·北京大学新薬開発·転化研究センター」を北京大学で設立することにした。合意の一部として、バイエルは共同研究プロジェクトに資金を提供するほか、生命科学や薬物の研究開発など、バイエルの核心治療分野で優れた貢献をした優秀な研究者のために、「バイエル教授賞」と「バイエル学者賞」を提供することがわかった。

同研究センターの重点は、心臓血管、腫瘍、血液病や婦人科疾患治療法などの分野における基礎的研究成果を新薬に転化するための研究開発、および薬物開発チェーンにおける技術研究を行う。

将来的には、同研究センターは北京大学生命科学学院、分子医学研究所、化学生物と生物技術学院及びその他附属機関の研究者たちが、バイエルの全世界の薬物研究開発の科学者達と共同研究できるプラットフォームとなることが期待される。

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