知的財産ニュース 重慶火鍋が無形文化遺産への登録を目指し、文化的価値をPR

2014年1月24日
出所: チャイナネット

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しびれるような辛さが特徴の「重慶火鍋」は23日、「中国火鍋の都」である重慶市で、国家級無形文化遺産リストへの登録申請を行った。地元の火鍋文化を守る活動をしている重慶市火鍋協会の李徳建会長によると、国家への申請に続き、重慶火鍋のユネスコ世界無形文化遺産への登録申請も計画しているという。

李会長の紹介では、火鍋の無形文化遺産申請は、伝統的な底料(火鍋の素)の調理法、鍋道具、火鍋の食文化などを保護することが主な目的だ。重慶火鍋の伝統の技と火鍋文化が、大量生産体制が主流となっている中で、後代に末長く受け継がれていくよう望んでいるという。

市火鍋協会の大まかな統計によると、重慶市内には現在、約2万の火鍋店があり、従業員は合わせて200万人を超える。重慶火鍋専門店は全国に約5万店あり、スパイシーな重慶火鍋は、全国火鍋産業界で約50%のシェアを占め、全国に及ぼす影響力は非常に大きい。

李会長は、「韓国キムチのユネスコ世界無形文化遺産登録では、キムチの作り方ではなく、キムチ文化に焦点が当てられた。重慶火鍋文化の無形文化遺産申請を通して、重慶埠頭文化が生き生きと伝承されていることを世界中の人々に知ってもらいたい」と抱負を述べた。

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