知的財産ニュース 2016年、日本に代わり中国が「世界最大のロボット市場」に

2014年3月27日
出所: 新華網

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人件費高騰などの理由から、工場における自動化のニーズが急速に高まる中国では、労働力に代わる産業用ロボットの重要性がより一層注目を集めるようになっている。工業情報化部装備工業司の王衛明副司長は25日、中国江蘇省の張家港で開催された「中国ロボット産業発展サミット2014」において、「中国の産業用ロボット市場は急速な成長を遂げている。2016年までに中国は世界最大のロボット市場になる」との見方を示している。

王副司長によれば、人件費の上昇や製品品質要求の高まりから、中国では産業用ロボットの需要が急増し、中国市場は既に世界で最も成長の速いロボット市場となった。2013年の年間販売台数は16万6000台で、2016年にも日本を抜いて世界一のロボット需要国になると見込まれる。

王副司長の紹介では、日米欧はそれぞれのロボット産業発展戦略を打ち出している。本格的に到来する「ロボット時代」に対応するため、中国政府もロボット産業育成を目指し、支援策の拡充、推進など、積極的に後押しをしていく方針だ。

「張家港ロボット産業パーク」が昨年、工業情報化部の重点的支援パークリストに登録された。現在入居企業は40社、年間販売額は136億元。2015年では年間産業規模300億元に達する見通し。日系企業では、不二越が2013年から進出している。

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