知的財産ニュース 米USTRが「悪名高き市場」リストを更新、北京の「秀水街」などを指定

2014年2月14日
出所: 中国新聞網

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米通商代表部(USTR)は12日、「悪名高き市場2013」リストを更新した。ニセモノ商品や海賊版製品を販売し、知的財産権保護に違反し、米企業に損害を与えている企業、マーケット、ウェブサイトを一覧にしたものだ。中国からは多くの市場、ウェブサイトがリストアップされた。実在の市場では中国やインド、タイ、ウクライナなど11カ国の37カ所、インターネットではイギリス、カナダ、スウェーデンなどの国の23のサイトを指定した。

USTRの報告では、中国の実在市場をニセモノ商品の主要供給源だと指摘し、北京の秀水街(シルクマーケット)、広州駅の衣料品卸売市場、深セン市羅湖商貿センター、百脳匯電脳商城(Buynow PC Mall)などいくつかの市場の名前を挙げた。

これに対し、中国商務部の専門家は「中国はニセモノを放置しているわけではない」と反論し、「特にWTOに加盟してからニセモノをかなり厳しく取り締まってきた。米国は中国がニセモノ対策で行った努力を無視し、中国をむやみやたらと批判している。その背後には米国の保護貿易主義の台頭がある」と強調した。

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