知的財産ニュース アウディ、独占禁止法違反行為を認める

2014年8月12日
出所: 中国知識産権資訊網

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8月6日、国家発展改革委員会は、独アウディ(Audi)と米クライスラー(Chrysler)、日系自動車メーカーなど12社が中国での独占禁止法違反行為が確認され、近日中に処罰する方針と発表した。これを受けて、アウディは11日夜、自ら独占禁止法違反行為を認め、独禁法調査が始まってから、自社の違反行為を自発的に認めた最初の自動車メーカーとなった。広汽トヨタ、広汽ホンダが部品価格を引き下げると表明し、東風日産も独占禁止法などの法制度に基づき、改善案を策定すると発表している。

情報によれば、6日の国家発改委の発表を受け、一汽VW汽車有限公司の張丕傑総経理が8日に、アウディ関係者一行を率いて、国家発改委価格監督検査·独占禁止局を訪問し、関連状況について報告を行った。張総経理は本件について、「生じた問題について、当社は真っ先に措置を講じており、違反行為を停止した。当社は国家関連部門の本件に対する処置を、誠意をもって受け入れ、地域販売·サービス事業の規範化と管理を強化し、本件の再発を防ぐ」とコメントした。

発改委の独占禁止法違反に関する調査は2011年末に開始し、各社の違法状況に応じて処罰をしていくという。発改委が各社に課す罰金がいくらになるのかに注目が集まっている。

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