知的財産ニュース 全国の高級・中級法院の裁判文書、1日からネットで公開

2014年1月2日
出所: 法制網

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最高人民法院(最高裁)の「人民法院のインターネット上での裁判文書の公開に関する規定」は1月1日より発効した。これにより、全国の全ての高級人民法院(高等裁判所)と中級人民法院(地方裁判所)は今後、別に定められたものを除き、全ての裁判文書をネットで公開しなければならないことになった。

高級·中級法院の外、北京、天津、遼寧など東部地域の10省·直轄市と河南、広西、陝西の3省·自治区の下部裁判所にも裁判文書をネットで公開するよう義務付けられた。

最高人民法院は司法公開を促進する重要な一環として、2012年からインターネットにおける裁判文書の公開に向けた作業を進めてきた。昨年7月1日に「中国裁判文書網」を開設し、50の裁判文書を初めて公開したのに続き、11月27日に「裁判文書網」と各地の高級人民法院を繋ぐ裁判文書配信システムを完成し、翌日にネット上の裁判文書公開に関する司法解釈を公表した。

同裁判所の関係責任者は、インターネットでの裁判文書公開は司法の透明度向上と司法権の濫用防止に役立ち、司法機関への国民の信認を高めることができるとの認識を示し、今後は4レベルの裁判所の全てで実現するよう努めていくと表明した。

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