知的財産ニュース 高画質動画の海賊版配信サイト「思路網」、社長に懲役5年の有罪判決

2014年5月16日
出所: 京華時報

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高画質HD(ハイビジョン)映画ファンの間でよく知られている「思路網」が海賊版動画を大量に配信し、著作権侵害で訴えられた裁判で、北京市海淀区人民法院(裁判所)は今月中旬、被告らに対し有罪判決を下した。犯行を全面否認した主犯格の周志全被告(思路網運営会社の元社長)に著作権侵害罪で懲役5年ならびに罰金100万元、その他の共犯者6人に同罪で、懲役1~3年の実刑判決が言い渡された。

2002年創設の「思路網」は「中国最大のデジタル高画質動画サイト」と呼ばれた。表向きはブルーレイ動画を紹介するサイトで、会員費を支払えば海賊版の動画をダウンロードできる。会員は一時140万人を超えたという。

北京市の文化法執行総隊は2012年年末、同サイトに「大量の海賊版を所有し、知的財産権を侵害している」との通報を受けた。数ヶ月の調査を経て権利侵害の事実を確認し、警察当局と共同で摘発した。

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